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柴犬 ♂ 生後4ヵ月【道丸】

問題行動】人への攻撃性、噛みつき、尾追い、自傷行為、フードアグレッション

 

飼い主様ご感想】

我が家は犬を飼うのが初めてでした。

道丸を家族に迎え入れたのが生後2ヶ月終わり頃でした。コロコロしてて、無邪気でただただ可愛いだけでした。

ただ、予防接種の時に獣医師から「神経質な性格だから、よく触ってあげてね」と言われたので人の手に慣れるように一生懸命触って、道丸の嫌がる事はせず、自由に過ごさせました。

そうした生活を続けると、たった1週間で飼育が難しい状態になりました。

嫌な事があると、唸ったり、歯を使って攻撃するので、トレーナーさんに頼ることにしました。

道丸がストレスにならないように家の中の生活にも規制をかけました。

足音を立てない。

テレビの音は小さく。

大きな声を出さない。

子どもが怪我をしないように道丸には絶対触らない。

道丸が近くに寄ってきたら椅子に上がって足を出さないように!(←足を噛まれないために)などなど。

最初のトレーナーさんのトレーニング方法はお菓子と交換、おもちゃと交換。陽性強化トレーニングでした。

最初はなんとなくうまくいってたのですが、お菓子がないとき、おもちゃに興味がない時などは、なすすべがなく、結局スペースは道丸のもの。

家具はかじられ放題。してはいけない事をしているのにお菓子が出てくる。

誤魔化してばかりだと、根本的な解決にはならず、そりゃ治らないですよね。

私達も道丸がなぜそうなったのかわからないままでした。

道丸も常にピリピリした状態になっていきました。トレーニングしてるのにどんどん悪化してる。

そして自分の尻尾を攻撃し、生後3ヶ月でエリカラを外せない生活が始まりました。

エリカラへの攻撃もすごく、数日でボロボロにしてしまい、ボタンが壊れた直後にエリカラが外れ、自らのしっぽを噛みちぎり、出血し、錯乱状態になりました。

錯乱状態を薬で抑えるしか方法がありませんでした。

掛かり付けの獣医さんにも、繰返す自傷行為を止めるには、根元からの断尾しかないと言われ、正直参りました。

洋犬を飼ってる友人からも「愛情不足じゃない?もっと抱き締めてあげたり、しっかり触って慣れさせないと」と言われ、発狂している道丸を正さず、無理矢理抱き締めたり。。。今では考えられない事も一生懸命やりました。

和犬と洋犬の犬種の違いもしらない無知な飼い主でした。

そして、どんどん道丸が怖くなって、家に帰るのも億劫になってきていました。

散歩に行きたくてもリードをつけれない。リードが体に絡まったら道丸が発狂してリードが外せない。

トレーニングで治らない生まれつきの障害も考えました。尻尾への自傷行為もあるし。行動治療のブログを探しひたすら読みあさる日々。

道丸を導いてやれない自分達が情けなくても、何をどうしたらいいのか分からない。

トレーナーさんに相談メールしても返事はなかなか来ず、ついに「メールを開けるのが怖い」と言われ、「フードボウルを守らないように、一定の場所を守らないように、エサは床に撒いて与え、散歩も無理ならしなくていい。エサを与えるだけの最低限の生活をしてください」という返事。

私たちのストレスもピークだと判断し、道丸の飼育放棄(←安楽死)を提案されました。

断尾か、安楽死か…最悪の2択でした。

断尾しても攻撃性はなくならないし。。。

道丸と過ごしたのはたった1ヶ月半。

まだ4ヶ月の仔犬。

手放す勇気もなく、何とか方法はないものかと犬の安楽死から復活した記事を探しているうちに、D911のホームページや、そのクライアントさんのブログにたどり着きました。

犬のトレーニングは陽性強化かスパルタの2通りだと思ってたし、獣医師が断尾を勧めるなら、それしかないと思っていたので、正直タフラブのトレーニングも半信半疑でした。

でも多くのクライアントさんの感想を読んで、犬の心理が分かる?飼い主が変われば犬が変わる?もしかしたら道丸はここで変わるかもしれない、いや、私たちが勉強して変わらないと道丸に未来はない!ここしかない!と思いました。

最初に連絡をとったMIYAMAさんから、道丸の尻尾は切らなくていい!と断言された時、衝撃すぎてひっくり返りそうでした。

数日後には断尾する予定だったし、自傷行為がトレーニングで止められるとは思ってもみなかったので。

すぐにMIYAMAさんからAZUMIさんにつないでいただきました。

その行動力の早さにもビックリでした。

DBSは日本に3人しかいないのに、すごく忙しいはずなのに、AZUMIさんは私たちが困り果てた様子を察知し、夜中にも関わらず、長距離にも関わらず緊急セッションしてくださいました。

道丸は人、物、場所、何でも守り、常にピリピリしていました。この家族を守るリーダーになろうとしてたのです。

3~4ヶ月の子犬が。(普通はあり得ないらしいですが)

AZUMIさんはまず私たちがこの子を導く存在、親になってあげないといけない。ダメな事は教えてあげないといけない。と教えてくれました。

無知な飼い主のせいでAZUMIさんは数時間喋りっぱなしでした(^^;

犬に関する全てに自信を無くしてたので、疑問も質問もなく、AZUMIさんの一言一言を頭に入れるのが精一杯でした。

私たちが今までやってきてしまった叱らずにお菓子で誤魔化す間違った躾から、タフラブへと意識を変えました。

急に強くなった飼い主に、道丸も負けじと反抗してきます。そこを勝ってあげるのが最初はすごく大変でした。

夜クレートで眠らせたいのに、私たちがうまく導けず、玄関から一歩も動こうとしない道丸のリードを持ったまま、このまま朝を迎えるのかな、と泣いて落ち込んで、どうにもできない時、AZUMIさんから連絡が。

今思えば道丸の強い反抗も想定内だったのかな?と。

そしてダメな飼い主のせいで夜中でも「今から行きます」と車をぶっ飛ばして来てくれました。

もうほんとにこんな人いないですよね。この日から我が家は変わりました。

テレビも普通に見ます。大声で喋ります。子ども達も普通に歩きます(笑)

散歩後の足拭きもマズルガードなしでできます。

ピリピリしてクレートの寝床でもヒステリックに吠えていた道丸も、今は落ち着いて寝ることが出来て、マズルガードを付けて子供たちとスキンシップをとることも出来るようになりました。

獣医師は尻尾がフサフサになった道丸を見て相当驚き、どうやって生活してるの?あの犬にマズルガードをつけれるの?シャンプーも家でできるの?と驚いてばかりです。

ネット、ドッグトレーナー、獣医、書籍、いろんな物事に振り回された道丸と飼い主ですが、AZUMIさんに出会って犬も人もほんとうに大きく変わりました。

MASUMIさんという大きな存在、 DBSの皆さん、d911のスタッフさんがそれぞれのクライアントさん達とも繋がっている感覚。

問題犬をかかえた人にしか分からない事も、みんなで支えあえる関係がタフラブにはあります。

信じられる、頼りになる人がいるというのはこれほど心強いものはありません。

道丸はまだ1歳を迎えていません。

まだまだこれから色んな問題が出ると思います。

飼い主のハンドリングが下手すぎて継続中の問題もありますが、AZUMI さんがいるので全く不安がありません。

どんどん道丸と繋がれる嬉しさ、道丸の事が分かる楽しさ、これからもずっと勉強は続きますが、楽しみながら道丸を幸せにしていきたいと思います。

あの時、諦めて道丸を手放さなくて本当に良かったと思います。

 

【動画 Before & After】

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